コロンビア号に捧ぐ

赫く燃え上がる尾を引いて
真昼の空に星が流れる

無残な姿で堕ちていくのは
現代のイカロス達
その時、人々が目にしたのは
砕け散った夢の欠片

紅蓮の炎に包まれて帰還する
何処かの誰かが愛する者達

最期の瞬間、その瞳には
一体、何が映っていたのだろう
柔らかな蒼光に輝く星?
故郷で待つ懐かしい人々?
それとも…

勇敢なる先駆者達が
後に続く者の礎として払った代償は
余りに大き過ぎるから

遺された私達は
祈る事しか出来ない

彼等の魂の安らかならん事を
そして、此処から
更なる一歩が踏み出されん事を



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