暗闇に輝く紅い薔薇 一輪
月光を浴びて殊更に薫り立つ
柔らかな胸を抉り熱い血潮を啜り苦渋の涙を飲み干す
張り詰めた弓の如く凛とした美貌冷酷な微笑を浮かべて…
『命を惜しむものは、私に愛される資格が無い』
純な想いを弄び驕慢なまでに咲き誇る
静まり返った夜の庭鋭い棘を隠し高貴な香りで惑わす
狂気を呼び覚ます蒼白い光を全身に受けて…