第61話
西暦2199年。機雷との闘い続くヤマト。
古代達の前を、腕を組んでブツブツ言いながら真田が通り掛かった。
真田「…あれは…うぅむ、イヤ駄目だな…」
加藤「おぉ真田さん、お子さんの名前でも考えておいでですかな?」
真田「お前達、こんな所にいたのか?…そういうオメデタイ考え事なら良かったんだがな」
加藤「では、葬式の弔辞とか」
真田「この状況で縁起の悪い事を言うな!大体、ヤマトが機雷で沈んだら葬式出す奴なんか生き残らんぞ」
古代「真田さん、機雷の対策はあるんですか?」
真田「それだ。機雷の仕掛けは解ったんだが…」
⇒続く
2002-08-20 12:02
第61話続
真田「拾った機雷には、磁気やレーダーの索敵装置らしきものは付いていない。中身は小型の推進ロケット、通信電波の受信機、サーボモーター、あとは核燃料がギッシリだ」
古代「核機雷ですか…それにしても受信機とサーボなんて、まるでラジコンじゃありませんか」
真田「そうだ。おそらく目標の感知は別の指令機雷がやって、位置を爆破機雷に教えているんだろう。だから、あれだけ遠くから組織的に集まってくるんだ」
古代「では、その指令機雷を破壊すれば…」
真田「指令電波を逆探知しなければどれが指令機雷だか判らんし、一個とも限らない」
古代「なるほど…」
2002-08-22 12:22
第62話
西暦2199年。機雷の正体が判ったヤマト。
古代「あっ、機雷に偽の指令電波を送ってヤマトから遠ざけると言うのは!?」
真田「それは俺も考えたが、無理だ。どんな信号を送ればいいのか判らん。ヤマトの現在位置へ機雷を誘導する信号だけは傍受できているが」
古代「それじゃ、何にもならないですよ (T-T)」
真田「通信コードが判らんのだ、仕方あるまい。お前、例えばギリシャ語で『3つ目の角を右折し、50m行った左手の白い建物に入って下さい』と言えるか?」
加藤「スペイン語で『君可愛いね、お茶しない?』なら…」
古代「訊いてねぇよ!! (-゙-)」
2002-08-21 19:01
第63話
西暦2199年。いまだ決定策の定まらないヤマト。
古代「しかし、本当に処置無しか…あぁ、本当に副砲で花火でも打ち上げたくなってきたよ (T-T)」
真田「暇なら、皆が機雷を探して押し返しているのを手伝え!」
加藤「む…?そう言えば、先程からブラックタイガー隊が機雷を落とす花火が見えて来ないな」
真田「ああ、核機雷だと判った時点で破壊作業を待機させてある。核爆弾の起爆火薬は、信管を使って均等に爆破しないと臨界圧力を生み出さんから大丈夫だとは思うが、万が一の場合、ヤマトはともかく山本達は危ないからな。…ん、待てよ!そうか!!」
2002-08-23 19:24
第64話
西暦2199年。ヤマトからの命令を待つ、ブラックタイガー隊。
山本「くそ、どうすりゃいいんだ?機雷はどんどんヤマトの方へ流れて行くし、こっちも手出し無用で回避だけなんて、いつまで保ったもんだか…」
その時、ヤマトからコールが入った。
山本「おっ、待ってましたぜ。コチラ山本。どんなオーダーでも歓迎ですよ」
沖田「(通信)うーむ、それじゃ味噌ラーメン大盛と餃子と半チャーハン大至急」
山本「(#-゙-) うちはラーメン屋じゃねぇ!」
雪「(通信の向こう)艦長、この場合オーダーって『注文』じゃなくて『指令』だと思いますけど」
沖田「すまん、真田君に代わる」
⇒続く
2002-08-26 02:59
第64話続
相原が、通路の壁掛け電話機で話している真田に回線を切替えた。
真田「(通信)あー、こちら真田」
山本「えーと、気を取り直して。こちら山本」
真田「あー、左の中継ぎが欲しいんだが、誰が仕上がってる?」
山本「(・・;) …ハァッ?」
古代「(通信の向こう)真田さん、それブルペン電話じゃ無いッスよ!!ヤマトの指揮執ってる間に艦長の病気でも伝染ったんですか!?」
真田「すまん、形が似ているもんでな」
山本「(-_-メ) 何でもいいから早く指示寄越しやがれ!!」
真田「オホン、あー、ご苦労だった山本。帰艦してくれ。但し、その場で電波を採取してな…」
2002-08-26 19:09
第65話
西暦2199年。真田が何か思いついたらしいヤマト。
山本「電波?何に使うんで?」
真田「お前達は、もう長時間そこにいる。良く見ろ、機雷が幾つかそっちに近付いて来ないか?」
山本「ヤマトと違って機雷よりは速く動いているから、判りませんが…」
真田「まぁいい。今から、ヤマトに集まって来てる機雷も、全部そっちへ寄越す。だから、傍受が済んだらすぐ帰艦しろ」
山本「ゲッ!?待って下さいよ!!」
真田「頼むぞ。電波の周波数は27.125MHzのはずだ」
加藤「27.125?それは確か…」
古代「(--;) 周波数までラジコンと一緒だったのか…」
2002-08-29 19:19
第66話
西暦2199年。ブラックタイガー隊を回収するヤマト。
相原「ブラックタイガー隊、収容開始。真田さん、電波データの解析も終了しました。こちらでは感知できなかったパターンの信号成分が抽出できました」
真田「よくやった。工作室のコンピューターに送ってくれ。今、共有フォルダを作る…」
古代「真田さん、どうするんですか?」
真田「簡単だ。その電波を発信機に詰めてバラ撒く。機雷は、さっきまで山本達が居た辺りへ集まる。その隙に逃げる」
古代「機雷は、かなり遠くからも集まって来てますよ?」
真田「副砲の信号弾を使う。古代、加藤、装填を手伝え」
⇒続く
2002-08-31 22:31
第66話続
所は変わって、ヤマト工作室。砲弾の製造も可能で、その為主砲・副砲装填機へのコンベアーもここを通っている。
真田「発信機は俺がセットする。加藤は、それを信号弾に詰めろ。古代、お前はそれをコンベアーに流せ。(電話を取って)南部、聞こえるか?装填完了ランプが点き次第、ジャンジャンぶっ放せ。狙う必要はないが、なるべく全周囲万遍なく頼む」
古代「σ(T-T) 俺が装填して、トリガーは南部?トホホ…」
真田「嫌なら皆と一緒に機雷探しを手伝え。そら、最初はこれだ」
加藤「(キン肉マンモード)おうよ!ウチの爺ちゃんは浅草の花火職人だったんだ。任しとけィ!!」
2002-08-31 22:55
第67話
西暦2199年。偽信号弾準備中のヤマト。
加藤「それぃ、一丁あがり!」
古代「楽しそうだな… (;--)ノ⌒●__〃 ゴロ」
真田「よし、次!」
こちらは艦橋。
南部「艦長、副砲全門装填完了です」
沖田「よし、最初は右舷120度仰角0度。その後は左回りに60度ずつ連続射撃だ。やれ!」
南部「了解、副砲斉射!」
ドーン!ヒュルヒュル〜〜〜*
太田「行けっ!」
ドガパーン!!バチバチバチ
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雪「まぁ綺麗♪」
相原「??電波、出てませんが…」
真田「加藤、火薬多すぎだ!!」
2002-09-11 20:29