勝手連ヤマト


第68話



西暦2199年。ヤマト出航から三週間(汗)…

ここはガミラス星、ジェイド総統の寝所。豪華な天蓋付きベッドの前に、美男子ばかり数十人が膝を突いて整列している。
これこそ、総統専属の『夜伽衆』である!

上機嫌の総統が、鼻歌など歌いながら彼らの前を進んできた。そして最後までも行かないうちに、一人の前で立ち止まる。
JD「…うむ、今宵はそちに頼むとしようか♪ ヾ( ̄ー ̄)
美男A「はっ、終生の栄誉に存じまする」
JD「では、他の者は下がってよし」
他の美男達は、潮の引く様に手際よく退出した。
JD「さてさて、近う寄れ近う♪」
⇒続く



2002-10-15 12:27
 



第68話続



JD「さ〜てさて、今宵はどのやうに私を楽しませてくれるナリか?んむー? ( ̄ー、 ̄)
美男A「夜風の涼やかなる今宵なれば、『よだかの星』などは如何かと」
JD「あれは暗い。『巨人の星』にいたせ」
ヒス「閣下、それはお伽話ではございませんが…」
JD「わあっ!! (。。;) 貴様、いつの間に入ってきた!?ココは仮にも…(オホン)、乙女の寝所であるぞ ヾ(-゙-#)
ヒス「はあ…火急のご報告にございまして。ヤマトなる地球艦の所在が掴めました」
JD「そんな事が火急か?ベテルギウス星域の機雷原をワープで脱出後…」
ヒス「銀河系辺縁部、オクトパス星団に入った模様です」



2002-10-16 02:08
 



第69話



西暦2199年。暫く姿を見せなかった間に(汗)、銀河系の外れ、オクトパス星団(ガミラス側呼称)内を彷徨っていたヤマト。

相原「(通信)ブラックタイガー隊、応答願います…ブラックタイガー隊、状況を報告して下さい…ドウゾ」
加藤「(ノイズ)…諦め…、貴様はもう、死んでいる…(ガガッ)」
古代「あの野郎、ちゃんと聞いているのか?追い駆けっこで忙しいのは判るが…」
雪「それより、ガミラス偵察機に日本語で何を言っても通じないと思うけど?」
古代「だいたい島、『こんなチンケな星団、すぐ抜け出せる』んじゃなかったのか?もたついてる内に、発見されたじゃねぇか」
⇒続く



2002-10-16 19:01
 



第69話続



島「あーあー、そうだよ全部俺が悪いんだよ。こんなに星間物質が濃くて、スピードも出せなきゃ見通しも電波の通りも悪い所だって事が、どの銀河地図にも載ってねぇってだけの理由で、俺の予知能力じゃあ判らなかったのさ!」
真田「やめろ、二人とも。今更そんな言い争いが何になる?」
雪「そうね、私の特製コーヒーでも飲んで、落ち着くといいわ。……(トプトプトプ)……はい、どうぞ♪ (^^)_旦~
古代「有難う!誰かとは違って、雪は気が利く… Σ( ̄★ ̄;) グハアッ」
島「何ぃ、お前今さっき… Σ( ̄◆ ̄;) ウガァッ」
雪「…あら?急に大人しくなったわね?」



2002-10-16 19:19
 



第70話



西暦2199年。新章開始早々、古代と島がリタイアしてしまったヤマト。

真田「(-_-;) …一体、コーヒーに何を入れたらあんな速効性の毒薬になるんだ?」
雪「まぁ、失礼しちゃう。毒なんかじゃありませんワ」
佐渡「味はともかく…、食中毒の様な症状も出とるが?」
雪「変ね、コーヒー2杯作るのに使ったのってインスタントの粉を溶け切れるだけと、砂糖を溶け切れるだけと…あとミルクが無かったから、出航前からその辺に転がってた飲み差しの牛乳と…」
真田「…… (-_-;)
佐渡「命に別状は無い様じゃて、2〜3日寝れば何とかなるじゃろが…それより気になるのは…」



2002-10-17 19:14
 



第71話



西暦2199年。佐渡先生に言われずとも色々心配なヤマト。

佐渡「牛乳が古い飲み差ししか無かったと言うたな?アナライザー、食料倉庫の在庫状態を報告せい」
アナライザー「アイアイサァ」
アナライザーの『掌』の突起がコントロールパネルに差し込まれ、艦内コンピューターに接続した。
アナライザー「…在庫集計完了、読ミ上ゲマス。乾燥米、14,022kg」
南部「ヤマトの乗員は百人ちょいだから、一人140kgか」
佐渡「2俵と1/3、およそ9斗3升じゃな。うちの若い連中は太田始め大喰らいじゃから、一年分足らずと言ったところか?」
雪「それまでに、地球に帰らなきゃいけないわけね」
⇒続く



2002-10-22 12:07
 



第71話続



佐渡「まぁ待て、まだ米だけじゃ…他には?」
アナライザー「小麦粉、35,850kg」
太田「おっ、パンは大量に作れそうだぞ」
アナライザー「…タダシ、イースト菌ノ在庫ナシ」
太田「…… (-_-;) 何ぃ?じゃあラーメンでも作れって事か?」
アナライザー「…醤油11リットル、味噌21kg、塩16kg、砂糖3,997kg」
太田「Σ( ̄□ ̄;) 何だよソレ!?砂糖ばっかり一人40kgも有って、塩分が全然無ぇのか!?死ぬぞ!?」
アナライザー「…肉類3,671kg、果物・野菜類137kg」
佐渡「うーむ、肉も米に比べて少ないが、野菜不足が致命的じゃな。昔の船乗りみたいに壊血病とか脚気になるぞ。ビタミン剤は?」



2002-10-22 12:31
 



第72話



西暦2199年。やはり補給面でも計画性など持ち合わせていなかったヤマト。

アナライザー「食料庫ニハ、びたみん剤ノ在庫ナシ。佐渡大先生ガオ持チナノデハ?」
佐渡「わしの医務室には、薬と酒と手術器具しか無いぞい」
アナライザー「日本酒ナラ食料庫ニモ、4石4斗9升アリマスガ…」
太田「4石4斗9升ォ?ヤマトはほとんど未成年ばかりなのに、誰がそんなに飲むんだよ? (-m-;) ヒソヒソ」
南部「さては塩とか野菜とか降ろして、代わりに酒を密輸した御仁が近くに居るんじゃないか? (;-m-) ボソボソ」
アナライザー『…魚介類、皆無。卵及ビ乳製品、常温棚ニゴクワズカ。アトハ…」
⇒続く



2002-05-14&10nbsp;02:33
 



第72話続



佐渡「もう終わりか?」
アナライザー『コンニャクガ920kg、真水ガ1,923キロリットル。ソレデ全部デス」
雪「(..) コンニャク?」
佐渡「充分足りておるのは、水と炭水化物だけか。塩分・鉄分・カルシウムなどは絶対的に不足、蛋白質や脂肪分も心許ない。なるほど、古代とか島のようなタダでさえ短気な連中が、ピリピリし出すのもムリは無い」
雪「そういえば最近、タダでさえスットボケた艦長と機関長がやたら無口だけど、大丈夫かしら?死んでたりしない?」
真田「ううむ、何とか食料を補充せねばマズイな。最悪、元素だけでも手に入れば合成食品を作れん事も無いが…」



2002-10-23 03:03
 



第73話



西暦2199年。食料不足のヤマト。

南部「合成食料なんて作れるんですか?」
真田「元素とエネルギーがあれば可能だ」
太田「確かに食料の調達できる可住惑星んて、そうそう見つかる訳無いしな…」
雪「食料にする元素と言うと窒素とか炭素?塩分だと塩素とナトリウム?どこで手に入るかしら…まさか核融合で?」
真田「いや、難しく考えなくても『もと食料だったモノ』を再利用すれば手っ取り早い」
全員「Σ( ̄□ ̄;) !!」
雪「嫌よ、飢え死にした方がマシ!!そんでなきゃ皆を殺して食べるわ!!」
佐渡「人間、追い詰められると本性が出るのぅ… (-_-;)
⇒続く



2002-10-24 19:18
 



第73話続



アナライザー「マァマァ雪サン、安心シテクダサイ。私ノ天才的電子頭脳ハ、コノ問題ヲ見事解決イタシマシタ。エッヘン♪ ∠( ̄ш ̄)
雪「嘘!?」
南部「食料のある星を知ってるのか!?」
アナライザー「グフフ、教エテホシイデスカー?? ( ̄m ̄)
雪「あぁアナライザー、何て頼もしいの 」
太田「神様仏様アナライザー様、お願ぇしますだァ〜 (-人-;)
アナライザー「フォーッホホホ♪ヨロシイ、デハオ聞キナサイ。マズ今アル食料ノ1/2ハ食ベテOKデス」
佐渡「…??ふむ…」
アナライザー「次ハ残リノウチ1/2ヲ食ベマス」
真田「……それで?」
アナライザー「後ハ更ニ1/2、1/2。永久ニ食ベ続ケラレマス」
南部「誰かこのヴァカ主砲に装填しろ!!俺が撃つ!! (#-゙-)



2002-10-24 20:02
 
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