勝手連ヤマト


第87話



西暦2199年。密かに捕虜逃亡中のヤマト。

古代はまたも血の出るような苦労の末、医務室の艦内電話まで這いずり着いた。
古代「モシ、モシッ。こちら、医務室…ウッ!…、古代。ほ、捕虜…」
電話『ハァイ、アタシリカチャン♪』
古代「Σ(; ̄Д ̄Я !?ア…マチガエマシタスンマソン☆ガチャ」
島「ムムゥ…ど、うした古代、は、やくしろ」
古代「くそ、もう1回だ。もし…ウゴッ!!…ハァハァ、こちら…!」
電話『タダイマヨリ、ゴゴ、6ジ、チョウドヲ、オシラセシマス。ピッ、ピッ、ピッ、ポーン♪』
古代「……… (-゙-||| ☆ガチャ」
島「コノヤロー、何やってんだァッ (; ̄△ ̄)ノ〃
古代「ウォォーッ、何だこの電話ァ!! (T∇T)



2002-12-24 12:02
 



第88話



西暦2199年。連絡体制の悪いヤマト。
艦橋はまだ捕虜逃亡に気付いてない。

真田「…ん?佐渡先生、医務室に警報が出ていますが」
佐渡「何じゃと?火の元確認はしといた筈じゃが」
真田「ダメージコントロールシステムが、入口扉が損傷したと言って来ましたよ。監視カメラで見て見よう…おや?真っ暗だ」
佐渡「ああ、監視カメラならダンボール箱被せてあるぞい」
真田「ドテ o(__o;)⌒☆ 何て事するんですか先生?!」
佐渡「だって気にくわんじゃろが」
真田「常時監視しようってんじゃないんですから。覗きなら別の部屋にしますよ」
太田「(--;) 何か、引っ掛かるな」
⇒続く



2002-12-30 13:28
 



第88話続



真田「他に、何もいじってないでしょうね先生? (;-゙-)σ
佐渡「電話が、最初に『#』押さんと変なメッセージしか聞こえんイタズラテレフォンに換えてあるが」
真田「なぜそんな事を?!」
佐渡「ほんの洒落じゃ」
真田「…… (;-_-)
佐渡「まぁ医務室側からよそへ、しかもワシ以外が電話するなんてまずないじゃろ。普段暇じゃから自分で取って遊べるしの」
南部「あっ、医務室には捕虜がいるでしょう。そいつが扉をこじ開けたんじゃないですか!?」
佐渡「そこまでする元気は無さそうだったがのう。古代と島もおるし」
相原「2人とも重病人でしょ? (--;)



2002-12-30 13:51
 



第89話



西暦2199年。やっと異変に気付き始めた?ヤマト。

真田「ん?今度はスプリンクラーが作動したようですよ」
佐渡「きっと、扉をこじ開けるのにアセチレンバーナーでも使ったんじゃろうな」
南部「なんで医務室にそんな物が? (--;)
佐渡「手術に使うかも知れんじゃろ?」
太田「そぉかなぁ」
相原「捕虜が堂々とそんな物を使うとは考えにくいなぁ…って事は…」

相原の予想通り、医務室では古代と島が、アセチレンバーナーを抱えてズブ濡れで倒れていた。
島「あが…は、腹が冷える…も、もうダメだ… (T∇T)
古代「島ーっ、こんな所で死ぬな島ァ (TДT)
⇒続く



2003-01-03 21:19
 



第89話続



2人が医務室で立往生している間に、ガミラス捕虜はとうとう格納庫に到達した。少しは腹もこなれてきて、体が動く様になってきた。
ブラックタイガー隊が皆出払っている為格納庫はガラ空きで、機体も数機の探査艇と捕虜の乗ってきた偵察機だけだ。
後はハッチを開いて偵察機で脱出すれば良いが、機体を発艦カタパルトに乗せ替え、操作室から気密扉とカタパルトを操作する必要がある。如何にヤマトの設備が高度に自動化されていても1人で出来る作業ではなかった。
―どうする?
モタモタしていれば、いずれ医務室の2人が通報するか、外に出ている連中が戻る―
彼は考えた。



2003-01-03 21:42
 



第90話



西暦2199年。そろそろ脱走に気付いたかヤマト。

南部「やはり様子を見に行った方がいいですよ」
相原「あ…ブラックタイガー隊と雪さん達が、帰ってきました。着艦コースに入ります」
真田「ん、早いな。ともあれ雪君達が無事で良かった」
相原「雪さん達は、現地で食料運搬艇を手に入れた様ですね。でもヤマトの着艦口には入らない大きさです」
真田「艇は放棄して、中身だけ運び込むしかなかろうな。先にブラックタイガー隊を収容しよう」
相原「では、気密扉ロック……排気完了。着艦ハッチ開口…ん?」
真田「どうした?」
相原「発艦カタパルトが起動してます!」
⇒続く



2003-01-07 12:07
 



第90話続



太田「え?誰が発進するんだ?」
南部「…やばい!あの捕虜だ!!」

格納庫の安全装置は外れ、着艦口も開いていた。
ガミラス捕虜は自分の偵察機を電動作業車で発艦カタパルトに連結しており、既にそのコクピットに収まっていた。
そして発艦カタパルトのトリガーレバーは倒されていた。本来ならカタパルトはそれで射出されてしまった筈だが、カタパルト脇で配線が切断されていたからそうはならない。
その配線は、偵察機外面の電動カメラに微妙に引っ掛けてある。機内リモコンでカメラを少しでも動かせば、線が繋がってカタパルトが動く。
南部「ハッチを閉めろ!」
相原「駄目だ、着艦機が!!」



2003-01-07 12:39
 



第91話



西暦2199年。捕虜脱出を止められるかヤマト。

南部「加藤、山本、撃墜しろ!捕虜が逃げる!」
山本「(通信)何?!無茶言うな、今から着艦だぜ?!」
相原「だめだ、間に合わない…」

その時、寝呆けていた徳川が突然上体を跳ね上げて叫んだ。
徳川「了解ッ、波動エンジンッエネルギー充填110%、緊急加速!!」
全員「Σ(--;) !?」
ガミラス兵「Σ(゚゚;) !!」

ガーン、と猛烈な振動が掛かり、乗員は全員艦尾方向に転げ飛んだ。着艦機は急に艦が逃げただけなので支障なかった。
ガミラス捕虜は膨れた腹が重力の何倍もの加速度でシートベルトに押しつけられ、悶絶した…



2003-01-21&10nbsp;12:19
 



第92話



西暦2199年。場面は変わってビーメラ星。

ビーメラ星人達は、10回と齧らぬ内に砂利粒の様になってしまった板チョコを囲んで茫然としていた。
ビーメラ人A「…おのれ、地球人、我々、だました!」
ビーメラ人B「我々、奴ら、追う。嘘つき、死ぬ、掟」
ビーメラ人C「だが、奴ら、場所、判らない」
ビーメラ人D「場所、判る」
他の蟻人間達が、一斉に彼の方を向いた。
ビーメラ人D「食料輸送艇、発信器、付けた」
巣の中に歓声が湧いた。即座に武器庫へ駆け出す者もいた。
ビーメラ人D「待つ。面白い考え、ある。奴ら、場所。教える、ガミラス」
蟻人間達は、皆ニヤリと笑った。



2003-02-02 01:18
 



第93話



西暦2199年。暗礁宙域を彷徨い続けるヤマト。

真田「よし。食料の積み込みは完了だ」
太田「ふー、長かったなぁ(謎笑)」
雪「半分位は、私達の口にも合いそうよ」
相原「残りは、合わなそうなんですか」
雪「食べてみる?」
相原「…  いえ、遠慮しときます。何せ蟻だしなぁ…」
真田「では出発しよう。運搬艇を捨てねばならんのは、勿体ないが…」
沖田「よし、出発!!」
真田「わっ!?」
沖田「何じゃ。出航下令は艦長の仕事じゃぞ」
南部「アンタ今迄寝てたんでしょが (;--)σ
沖田「で、食料は手に入ったか?」
一同「コ、コノヤロー!」



2003-03-24 01:44
 
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