勝手連ヤマト


第94話



地球西暦2199年。ガミラス帝国総統府、総統専用大浴場。
50m角ほどもある広大な浴場の真ん中に陣取る、偉大なるジェイド総統。残念ながら画像はお届けできないが、悪しからず。

JD「ふーっ。クサーツ、ヨイトコ、イチドハ、オイデー♪ (~ー~A
ヒス「(室内放送)閣下、クサツとは何でございますか?」
JD「ヒスか。まぁ、細かい事は気にするな。折角人が寛いでおるのに、何か報告か」
ヒス「ヤマトがビーメラ星で食料調達をしたようです。ビーメラ星人の密告で我が哨戒艦隊が追跡しましたが、空の運搬艇を囮に使われ、逃げられました。それと哨戒艦隊の偵察飛行士1名が、捕虜に…」
⇒続く



2003-03-24 02:03
 



第94話続



JD「ええい、ワザワザそんなケッタクソ悪い報告を風呂場に迄流すな!貴様の脳ミソはマーボドウフか!?」
ヒス「いえ、これはほんの前置きでして」
JD「…… (ーー;) まだ本番があるんか」
ヒス「そのヤマト狩りの総司令官ドメルがバラン星基地に到着したのですが。基地司令ゲールが命令書が信用できぬと、ドメルの指揮下に入る事を拒否しておる様でして」
JD「世話の焼ける奴らだ。私が直に声を伝えんと駄目か。…ん、コンタクト何処置いたっけかな」
ヒス「閣下のすぐ右脇の岩棚の上では?」
JD「お、あった♪って…なぜ判る」
ヒス「警備監視態勢は万全ですから」
JD「ヲイ… (-゙-;)



2003-03-24 02:29
 



第95話



地球西暦2199年。ガミラス領・バラン星。
銀河系と大マゼラン星雲のほぼ中間に位置する孤立した惑星であり、ガミラス銀河方面軍のベースキャンプと言うべき、一大軍事拠点が築かれている。地球型惑星だが直径は木星程もある。本来なら表面重力は地球の10倍以上に達し、とても使い物になる星ではないのだが、驚くべき事にこの星は周囲40万kmを超える巨体を僅か2時間足らずで回転させていた。地球の3千倍近い強大な遠心力の為、赤道付近に限っては1G程度の実効重力しかなかったのだ。

この歪んだ奇跡の大惑星に、歪んだ大帝国の奇跡の名将が、降り立ったのである…。
⇒続く



2003-03-28 22:06
 



第95話続



ゲール「…いい加減に出ていかんと、幾ら無敗の英雄でも憲兵を呼ぶぞ。言っておくが、ウチの営倉は他と一味違うからな」
ドメル「それはそれは。せめてオールグレーの何もない空間ならば、ここよりはマシだろう」
基地司令官室は、悪趣味という形容しか該当しなかった。ピンクに塗られた壁。紫色の絨毯にはゲール自身の似顔絵。『ゲールの忠実なる仕事ぶり』を示す、どこかの焼けた都市の廃墟や、ちぎれかけた敵兵の死体や、スパイ容疑者への拷問シーンの写真。例に漏れず天井近くにはジェイド総統の彫像が鎮座していたが全面、白や黄の花で飾られていた。
と、彫像が光った。



2003-03-30 21:04
 



第96話



地球西暦2199年。バラン星基地司令官室。
総統の彫像が声を発したのに気付くと、直ちにドメルとゲールは直立最敬礼の姿勢を取った。
JD「ドメル君、ゲール君、ご苦労。ジェイドだ」
二人「ははっ、恐縮にございます」
しかし花輪で満面飾られた総統彫像を見て、ドメルは滑稽ささえ感じていた。
JD「あー、取り込み中済まぬが、異動命令を伝える。…ゲール君、君は今この瞬間から直ちに、ドメル君の指揮下に入り給え」
ゲール「な、何ですと」
JD「これは総統命令だ。君の声は良く聞こえてるぞ。君も私本人の声だと云うのは判るだろう?では、以上だ」
ゲール「…!」



2003-04-06 23:42
 



第97話



西暦2199年。ヤマトは銀河系を突破した。
ワープ空間を抜けると、背後には視野の優に半分以上を占める巨大な銀河円盤の姿があった。
雪「綺麗…!!」
相原「この方向からだと、渦巻きも良く見えますね〜」
島「銀河南極の方へ向けて走ってきたからな。どうやら、銀河系の主円盤部分は出たようだ」
古代「ようし、ここから先は障害物も少ない。一気に連続ワープでぶっとばそうぜ」
アナライザー「……?我々ノ他ニモ、誰カイルヨウデス」
古代「何?」
アナライザー「タキオン波動ヲ感知。超光速通信用ト思ワレマス」
雪「忘れかかってたネタだけど、宇宙インターネットの中継通信じゃない?」



2003-04-13 16:08
 



第98話



西暦2199年。何か傍受したヤマト。

相原「う〜ん、宇宙インターネットの通信プロトコルじゃないですね。第一、この辺に中継局は無かったはずですし」
真田「一応、記録しておいてくれ。後で俺が解析してみよう」
沖田「わしの予想だと『今、持ち合わせ無いよ』か『じゃあさ、地球寄ってく?』だな」
島「艦長、訳の判らん事考えてないで進路を指示して下さい!」
徳川「は、波動エンジン、エネルギー充填2%ォ」
太田「ワープ直後だからなぁ。次のワープができるようになるまで、暫らく掛かるな」
雪「あら?さっきの通信の発生源、すぐ近くよ。本当に寄ってく?」



2003-04-26 12:36
 



第99話



西暦2199年。エネルギー充填待ち中のヤマト。

島「しかし、何の通信かも判らないのに危険だろう。わざわざ寄る程の価値があるとは思えないが」
沖田「わしの予想だと、220年前ぐらいから宇宙人に向けてメッセージを流し続けてるボイジャー2号だな」
古代「そんな訳無いでしょうッ! (-゙-;)
太田「どっちでもいいけど、通常航行もエネルギー使うんですよ」
南部「近いって、どの位?」
雪「…あの位」
左舷側の窓の向こう、肉眼で見える距離に、人工衛星の様な天体が浮かんでいた。
南部「う〜む…。」
相原「銀河に気を取られてて、気付かなかったなぁ」
⇒続く



2003-05-04&10nbsp;16:59
 



第99話続



島「で、どうします?艦長」
沖田「わしの予想だと、ガミラスの監視衛星だな」
太田「ホントかなぁ」
沖田「恐らくさっきの通信は、我々が接近した事を知らせる警報だろう」
南部「まぁ、ありえない話ではないですが」
相原「もう銀河系は出ているのに、ここにもガミラスの手が伸びていると?」
真田「うむ…確かにガミラスが銀河系外の勢力でない、という保証はないな」
沖田「では…そういう事で、古代」
古代「偵察ですか?なら、やり過ごした方が…」
沖田「目標、左舷人工天体。煙突ミサイル、発射!」
古代「Σ( ̄□ ̄;) エ!?攻撃すんの!?」



2003-05-04 17:18
 



第100話



第100話記念特別企画。JD総統秘密の日記。

『今朝は目覚め快調。上体を伸ばし、小窓からゆるりと流れ来るガミラススモッグを吸い込めば、五臓六腑が優しく撫でられるようだ。イイ季節になった。
「閣下、おはようございます。お風呂になさいますか、朝食になさいますか?」
室内スピーカーからヒスの声が流れて来る。折角の朝っぱらから奴の粘っこい声を聞かされるのは、勘弁願いたいものだ。つーか、どうして私が起きたと判るんだろう。矢張り、一晩中寝室を見張られてるんだろうか。 (--;
「どちらも外れだ。プールで一泳ぎする」
「畏まりました」
⇒続く



2003-05-10 20:29
 



第100話続



ザパーン。
決まった。我ながら見事な飛び込みだ。
愛用のスクール水着に身を包み、75フィートの大飛び込み台から4回転ツイスト飛び込み(別名・滝落ち)を決める様は、人魚姫も顔色を変えるだろう。え、なぜスクール水着かって?だって、ビキニで飛び込んだら脱げちゃうぢゃないのさ♪
そのままプールの端まで800ヤードを泳ぎ切り、またターンして戻る。因みに水深は40フィートあるので、途中で休む事は出来ない。ハァハァ、いくら総統専用大プールだからって、デカけりゃ良いってモンぢゃないぞ。

疲れたので、後は省略(爆)。マァ今日も平穏な一日だった。3回程落し穴を使ったが。



2003-05-10 20:46
 
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