第109話
西暦2199年。人工天体に侵入した古代と真田。
古代「そんな標識より、この先十字路になっているみたいですよ。どうしますか」
真田「これは、何だ?」
『♥←┿★』
古代「……まさか『施設心臓部、現在地より十字路を直進』とか…」
真田「おお、それだ。『心臓部』だ。行くぞ古代」
古代「いや、さすがにソレはちと早計ではないかと…」
真田「いや、俺は最初ラブホテルじゃないかと思ったんだが、それなら『温泉マーク』だろうし、大体こんな所にラブホなんておかしいし」
古代「心臓部への行き方が図解掲示されてるのはおかしくないんか!?」
2003-07-20 19:01
第110話
西暦2199年。奥へ奥へゆく古代&真田。
エアロックを何枚か抜けてゆくと、そこは巨大なコンピューター室のようであった。
古代「…オイ、本当に心臓部に着いたのか? (ーー;)」
真田はすでに端末に取りついている。
真田「やはり、ガミラスの無人通信中継基地らしいな…パスワード?判らんな…『地球寄ってく?』」
奥の扉が開き、不恰好なロボットが数台現れた。
古代「真田さん、何やってんです!ガードロボットみたいなのが出ましたよ!?」
真田「何とか時間を稼げ」
中指を立て、ビーンボールのブロックサインを出す真田。
古代「何とか、って!石と木刀しかないんですよ!?」
2003-08-14 15:38
第111話
西暦2199年。実は連載初の白兵戦じゃあるまいか、の古代&真田。
古代「でりゃあ、弱点はそこだっ!」
一応選ばれた宇宙戦士である古代、見事先頭のロボットの頭部カメラに投石を命中させた。そいつはクルクルと不規則なスピンダンスを始め、後方から突進してきた別の2機が追突した。
古代「やったぜ!どんなもんだ!」
真田「…ならこれだ、『ラララムジンクン』…と」
また別の扉が開き、新手のガードロボット達が現れた。
古代「真田さァんッ!!根拠もガミラス語翻訳機もなしに、適当なパスワード入れんで下さいよッ!! (T゙T)」
真田「うるさい、真の大科学者とは直感だ!」
2003-08-26 00:44
第112話
西暦2199年。苦戦の古代&真田。
真田「うーむ…『オレモチアワセナイヨ』!」
ガラガラガラ〜
古代「わー、また出た!」
真田「うーむ…『ナンカツカレタナ』!」
ガラガラガラ〜
古代「ア〇ムに思い当たる節でもあるんかゴルア?! (T゙T)」
真田「解せんな…間違える度にガードロボを小出しにするなら、最初から全機投入すればいいだろうに」
古代「そんな事より、現状を打開する策を考えて下さいッ!もう防ぎきれないッ!」
真田「あ…」
古代「何です!?」
真田「何となくEnter押したら、パスワードなしだった。敵ながら見事だ、盲点を突かれた」
古代「…………」
2003-09-10 02:11
第113話
西暦2199年。なんとかパスワード問題は解決した古代&真田。
真田「よし、ここをこうしてこう…カチャカチャ」
古代「よくそんな、宇宙人の機械が操作できますね…てか、何やってんのか知らないけど、急いで!」
真田「…よし、OKだ。ずらかるぞ古代!」
二人は来た道を駆け戻った。が…
古代「駄目だ、エアロックが開かない!封鎖されたんだ!」
真田「このままでは追い付かれるな…やむを得ん、爆破しよう」
古代「爆破!?爆弾なんか持ってたんですか」
真田「俺の、体の一部。秘密の切り札だよ」
古代「まさか、手足が爆薬入りの義手義足とか…!?』
⇒続く
2003-09-17 01:26
第113話続
真田は、ヘルメットをスルスルと回して、外した。そして…
真田「実は俺、カツラなんだ」
古代「わぁ!! (。。;)」
真田「このプラスチック爆弾入りカツラなら、このエアロック位は何とかなるはずだ」
古代「しかし…どうせカツラなら、なぜそんな短髪に…? (--;)」
真田「あのパスワードと同じだ。まさかと思うだろう…よし、ここにこうして…」
古代「それはそうですが…てか、いつも艦内でそんなもん被っとったんか、アンタ!!」
真田「プラスチック爆弾は非常に安定な物質だ、起爆装置を使わんと絶対燃えはせん…よし、行くぞ。脇道に隠れろ!」
ヘルメットを被り直しつつ真田、リモコンを押す!
2003-09-17 01:42
第114話
西暦2199年。バラン星付近、ガミラス艦隊…。
ガンツ「長官、全艦展開完了しました」
ドメル「ご苦労…」
ガンツは、冥王星基地から脱出したあの副官である。味方に救助されたはいいものの、敵前逃亡のかどで死刑にされかけていたのを、ドメルがヤマトの情報が必要だからと言って拾い上げたのだった。二人は、万色様々な光点に飾られた立体映像を挟んで相対していた。
ガンツ「バラン星にゲール提督。丁度、地球とガミラス星を結ぶ直線が近傍を通過します。その前面、半径1光年に我々本隊が散開。各種艦艇1050隻、艦載機約14000機」
ドメル「如何にも薄いが…限界だな」
2002-09-21&10nbsp;16:57
第115話
西暦2199年。ガミラス艦隊。
ドメル「…ガンツ。ゲールを呼び出せ」
ガンツ「??…はっ、直ちに」
ややあって、テレビモニターにゲールのむくれ顔が映し出された。
ゲール「フッ、何ですかな長官?私は今忙しいのですが」
ドメル「バランには人工太陽があったな。あれも出せ」
ゲール「何!?あれは我が軍の極秘兵器だぞ。地球艦1隻相手に、あんな物を使うのか。閣下が…」
ドメル「構わん!命令だ。その1隻が沈めば、機密が漏れる事もないのだろう…それと、まだ何も情報は入らんか」
ゲール「全くの平和だ。精々、XB-25の無人通信基地から故障信号が来た位か」
ドメル「バカ者ッ!!」
2003-10-18 15:37
第116話
西暦2199年。ガミラス艦隊。
回線の向こうでゲールがまだわめき散らしていたが、ドメルは後ろ手に通話を切って立体地図へ歩み寄った。
ドメル「ガンツ。ヤマトとやらが目指す先は…確実に1ヶ所、だったな」
ガンツ「ハイ」
ドメル「なら奴が今、ここの通信基地と接触したとすれば」
ドメルは指示棒で無造作に地図上をなぞって見せたが、ガンツにはそれが定規で引いた様な見事な直線だと判った。
ドメル「…バラン星の近傍は通るが、僅かに外れる。とりあえず艦隊全体を、X軸正方向に5光年ずらす。それと、予想進路上の情報には注意しろ」
ガンツ「は、心得ております」
2003-11-11 02:12
第117話
西暦2199年。ひさ〜びさに登場のヤマト(汗)。
真田「地球から、7万光年。ひと月半掛かったが、ようやく道半ばだな」
古代「ガミラスもしばらく出てこないし、外宇宙で星間物質も薄いし、順調に連続ワープができますね」
相原「あのー、どうでもいいですが真田さん、髪も眉毛もないし目付き鋭いし背高いし、恐いんですけど」
雪「そういえば、『聖闘士星矢』の辰巳さんにそっくりね」
真田「仕方なかろう。一張羅のカツラだったんだ」
太田「一張羅って、それ1つしか持ってないって意味だったかなぁ」
島「…で艦長、このまま直進でいいんですか?」
⇒続く
2003-12-08 00:25
第117話続
沖田「うむ」
島「銀河系を出てから、大マゼランに向けて直進し続けています。あの基地を襲った事と我々の目的地とがガミラスにばれていたら、待ち伏せされる危険がありますよ」
沖田「向こうも、まさかバレバレと判って直進するとは思うまい」
太田「そうかなぁ」
南部「だとしてもどちらに迂回するか判らない以上、やはり正面に網を張ると思いますが」
沖田「構わん。今日の星占いで『蠍座の貴方は絶好調 ストレートにターゲットにアタックあるのみ』と出たのだ」
古代「もう銀河系出てるってのに、蠍座も何もあんのか? (-_-;)」
相原「てか、それ恋愛運じゃ…」
2003-12-08 00:44