第132話
西暦2199年。混迷のガミラス総統府。
沖田「脱出だ。アナライザー、皆の縄を切れ」
アナライザー「ハイナ」
10秒足らずで全員が自由になると、彼らは一目散に駆け出した。
ゲールの暴動のせいか、通路は随分手薄だったが、やがてオートロックドアに行く手を阻まれた。
真田「しまったな。あのヅラ爆弾は一張羅だったんだ」
古代「… (-_-;」
佐渡「待て。このカードで開く」
それは正しかった。
佐渡「捕虜の奴と交渉して、奴をガミラスに引き渡さん約束で貰うたんじゃ」
島「彼は?どこに隠したんですか」
佐渡「絶対安全、便所の下水タンク」
全員「捕虜虐待だよ… (-_-;」
2004-06-27 16:13
第133話
西暦2199年。宇宙港へ戻って来たヤマトクルー。
南部「見えたぞ、ヤマトだ」
雪「でも手薄とは言え、まともに戦って制圧できる数の警備兵じゃないわ」
真田「任せろ。みんな伏せているんだ」
真田が腕時計を軽くいじると、いきなりヤマトの砲や機銃が狂った様に乱射を始めた。
相原「わ!これは!?」
真田「こんな事もあろうかと、リモコン起動プログラムを仕込んでおいたんだ」
古代「さすがは真田さん!やってくれるぜ! ^^)ρ」
沖田「この艦長には何も知らされとらんが…」
真田「ん?この時計昨日の日付だな」
島「大丈夫かリモコン乱射… (;-_-)」
2004-07-25 00:10
第134話
西暦2199年。混乱に乗じてヤマトに乗り込んだクルー達。
さすがに勝手を知る彼らは、マザーコンピュータに命じ艦内中の気密ハッチを閉めてガミラス監視兵達を分断し、次々各個撃破していった。
古代「やったぞ!艦橋、確保!」
島「緊急離陸しましょう。ガミラスも態勢を整えつつあります」
沖田「いや、ここで完全に追撃を断たねば危険だ。宇宙港に向け波動砲発射!」
相原「そんな事したらヤマトも巻き込まれますよ!?」
沖田「補助エンジンのみで浮上し、重力アンカーを切ったうえで下方へ波動砲発射。反動で一気に圏外脱出する」
雪「逃げの手際はいいのよねぇ…」
2004-09-05 00:06
第135話
チュドーン!!!
西暦2199年。狙い通りガミラスから脱出したヤマト。
相原「宇宙港は大混乱です…反乱の事もあるし、当分追っては来れないでしょう」
島「油断はできん。リモコン乱射と今の波動砲で、艦のエネルギーはスッカラカンだ。ロクに走れもしないぞ」
雪「イスカンダルにも寄らなきゃいけないわ」
南部「イスカンダル…今しかチャンスは無いな…」
真田「ヤマトで寄り道はできん。探査艇を使おう。俺と…古代、アナライザーでイスカンダルへ行く。ヤマトはここで極力休ませ、後で合流だ。ヤマトの護衛はブラックタイガー隊に頑張ってもらおう…いや、加藤の1機だけこっちに借りるかな」
⇒続く
2004-09-20 22:31
第135話続
数時間後、探査艇と加藤機はイスカルダルに接近した。地球に似た蒼く美しい惑星がそこにあった。
古代「急いだから、燃費が悪いです…ギリギリ往復できる位だな…」
加藤「こっちもだぜ。コスモクリーナーが手に入っても、ヤマトに帰れなきゃオイラ達ゃ宇宙の孤児だな」
真田「燃料の心配など、いらんさ」
古代「あぁ、イスカンダルで手に入るかも知れませんしね。うん、悲観しても始まらないな!さすが真田さん 」
真田「いや、どのみちヤマトがやられてワープで帰れなくなったら、生きてるうちには間に合わんからな」
古代「…… (ーー;」
アナライザー「ガーン!!ユ、雪サン!!」
2004-09-20 22:50
第136話
西暦2199年。惑星イスカンダル。
真田「おい、イスカンダル地上から着陸誘導電波だ!気付いて貰えたようだぞ」
古代「遂に目的地到着か。正直、あの艦でここまで来れるとは思わなんだよ (; ̄- ̄)」
加藤「肝心の浄化装置をくれるって奴ぁ『スタちん』とか言ってたが」
古代「怪しげな自動翻訳の結果、ね」
アナライザー「キット『スターシャ』トカ『スターレット』トカ、清楚デ美シイ星ノ女王様ニ違イアリマセン。グフグフ♪」
古代「『常日頃ヨリ愛スル雪サン』はどうしたんだよ?」
真田「ともかく着陸だ。…うむ、指定点はでかい空港施設のようだな」
加藤「だが妙だぜ。何も周りを飛んでねぇ…」
2004-10-03&10nbsp;16:16
第137話
西暦2199年。イスカンダル着陸のヤマトクルー。
かつて活気を誇ったであろう大規模な空港施設。着陸誘導灯は点いているのに人の気配は皆無であり、少なくとも滑走路上には1機の飛行機もなかった。
古代「妙だ…。しかし、どうすればいいんだ?」
真田「見ろ、トラックが近付いてくる」
アナライザー「無人デス」
加藤「俺、確かに持ち合わせ無いけど地球から来たんだぜ」
古代「『むじんくん』じゃねぇよ!そのネタ葉前にもう出たんだよ」
アナライザー「とらっくハ遠隔操縦デス。誰モ乗ッテイマセン」
真田「何?」
アナライザー「…管制塔モデス。オソラクサッキノ電波モ自動制御デス」
2004-10-23 00:04
第138話
西暦2199年。謎のトラックの前のヤマトクルー。
古代「停まった」
アナウンス「遠路ようこそ地球の諸君!」
古代「わ!無線機から声がするぞ」
アナウンス「これが諸君の求めている『コスモクリーナーD型』だ。だが、諸君が本当に地球人かどうか、試させて頂こう。操作方法はそれからお教えしよう」
アナライザー「男ノ声デスネ。女王様ジャナイ」
加藤「出迎えのパシリの分際で、随分尊大そうな奴だぜ。管制塔にミサイルでもぶち込んで脅したろか?」
古代「落ち着け、戦いに来たんじゃない。…判りました、どうすればいいのですか」
アナウンス「では、幾つか質問に答えて頂こう…」
2004-10-29 23:56
第139話
西暦2199年。問われるヤマトクルー。
古代「では存分に試してくれ」
声「野蛮人の一家が川を渡ろうとしている。川は人食い魚がいるので泳げんが、2人乗りボートが1つある。家族は父、母、息子、娘、召使、犬。ボートを漕げるのは父、母、召使のみ。そしてこの家族だが、父は母が同じ岸にいないと娘を食ってしまう。同じく母は父がいないと息子を食ってしまう。更に犬は召使がいないと父、母、息子、娘を食ってしまう。さて、最小の往復数で1人残らず生きて対岸に渡す手順は?制限時間5分、回答機会は3度」
古代「何でクイズなんだよ!IQ試してどーすんだ!」
⇒続く
2004-11-16 00:41
第139話続
真田「まぁ、落ち着け。どこかで聞いた事のある問題だし、パズルなら得意だ。…召使、犬を送って帰る。召使、娘を送って犬を連れ帰る。父、母を送って帰る。召使と犬対岸へ渡り、代わりに母帰る。父、母を送って帰る。父と息子対岸へ。…5往復半か?」
古代「おお!さすがヤマトの頭脳 (^^)」
声「ブー」
真田「何い!?」
アナライザー「フフフ、私ニマカセナサイ。4往復半デ済ミマス」
古代「おおっ、電子頭脳の出番か!」
アナライザー「召使、犬ヲ送ッテ帰ル。召使、父ヲ送ッテ帰ル。召使、母ヲ送ッテ帰ル。召使、息子ヲ送ッテ帰ル。召使ト娘、渡ル。ハイ全員生キテ渡リマシタ。渡ッタ後ハ知リマセンガ」
⇒続く
2004-11-16 01:17
第139話続々
声「…ブー」
アナライザー「何イ!!」
古代「バカヤロー!!後1回だぞ! (T゙T)」
加藤「よっしゃ!!アナ公が4往復半なら、こっちは3往復半だぜ」
古代「Σ(; ̄□ ̄)σ コルア加藤ゥー!早まるなァ!」
加藤「何でぃ、武田鉄也ゲームみてぇな呼び方しやがって。いくぜ、よく聞きな」
古代「お前には無理だー!チャンスを潰すなー!」
加藤「みんなで犬、叩き殺す。召使、息子を送って帰る。召使、父を送って帰る。召使、母を送って帰る。召使と娘、渡る。ほれ、『1人』残らず」
古代「ゴルア加藤ゥーッ!! (ToT)ρ」
声「ピンポーン♪」
真田「…… (;-_-)」
古代「何イイイ!!」
2004-11-16 01:42