勝手連ヤマト


第12話



西暦2199年。超大型ミサイルの戦果を注視する、ガミラス冥王星基地。

ガンツ「…ミサイルは地表に届かず、地球大気の浅い所で爆発した様です。お陰で地球の電離層が撹拌されてしまい、無人偵察衛星の電波観測では地表の様子が掴めません」
シュルツ「間違いなく、迎撃を受けたな。かなり優秀な索敵網と、迅速な意志決定システムが生きているという事だ…第2波、発射準備。今度は1発きりでなく、ありったけの数お見舞いしてやれ」
ガンツ「…!待って下さい、地球から猛烈な速度で飛び出した物体があります!進路こちら!」
シュルツ「馬鹿な、反撃か!?防空システム作動!」
⇒続く



2002-05-09 19:26
 



第12話続



「猛烈な速度で地球から飛び出した」ヤマト。一気に冥王星付近までぶっ飛んでようやく、逆噴射急ブレーキが効いた。(え、木星?土星?手抜き?知らないナァ♪)

相原「あいたたた…みんな、大丈夫ですかぁ…」
古代「この脳軟化ジジイ、いきなり外宇宙航行速度でぶっ飛ばしやがって!! (#-゙-) 」

徳川「うわ〜シズ子ォ、一郎がいぢめるよぅ〜 (ToT) 」
真田「しかし、凄いGだったな…何処まで飛んで来た?」
太田「ええと、太陽が見当たらないな…オリオン座があれだから、黄道が…えっ嘘、あれ木星!?じゃあ…丁度冥王星付近だ…」
雪「やれやれね…」



2002-05-09 19:50
 



第13話



西暦2199年。ガミラス冥王星基地と、実は鼻先にいたヤマト。

真田「太陽系内は、チリが多い。そこをあの速度で通ったから、艦体が損傷してるかも知れん。ちょっと見てくる。アナライザー、お前も来い」
アナライザー「リョウカイ、ヤットデバンデスネー。マカセナサーイ」

一方、冥王星基地。
ガンツ「…?先程の物体が、急減速しました。我々との距離、0.5天文単位。対空射撃、実施しますか?」
シュルツ「…突っ込んでこないなら惑星間ミサイルではない、宇宙軍艦だな。地球の切り札という訳か…。ここまで来て停まるからには、きっと何かある。攻撃前に望遠観測だ」
ガンツ「ハッ!」



2002-05-10 12:57
 



第14話



ピュイーン♪
基地司令室の映像パネルに、ヤマトの望遠画像が映し出された。ガミラス兵達の間から、低い驚嘆があがる。
ガンツ「やはり戦艦…ほぼ、こちらに真上を向けてますね…地球人め、何時の間に」
シュルツ「……昼半球側の全施設に、緊急指令。直ちに広域電波妨害を実施の上、防弾シールドを閉めよ」
ガンツ「判りました…おい、緊急連絡網開け…しかし司令、初めから守りに入りますか?」
シュルツ「あの姿勢からして、垂直発射の強力な兵器を使う。停まったのは反動が強いか、照準が精密だからだろう」
ガンツ「いつもながら、司令の読み深さには感服です」



2002-05-10 17:34
 



第15話



西暦2199年。色々と過大評価を招きつつ、ついに姿を見られたヤマト。

シュルツ「さて、盾は構えた。『前の腕』に。もちろん攻撃も行う。『後ろの腕』でな…今、丁度夜半球の真々中に反射衛星砲があるはずだ」
ガンツ「反射衛星砲!なるほど、あれなら惑星の裏からでも攻撃可能ですね。直ちに発射準備開始始めます!」
シュルツ「うむ。地球人どもめ、精々慌てるがよい」

反射衛星砲…ガミラス軍の秘密兵器である。地上砲台から発射した超強力・精密な収束レーザーを多数のミラー衛星で反射し、無死角かつ隠密な攻撃が可能であった。ヤマトに脅威が迫る!



2002-05-10 18:00
 



第16話



西暦2199年。攻撃どころか敵基地の存在にも気付いていないヤマト。

沖田「(通信)真田君、地球にミサイルを撃ってきた敵が付近にいる可能性もある。あくまで目的は点検だ、早めに切り上げてくれ」
真田「(通信)判っています、艦長。…おいアナライザー、お前は前部だ」
雪「…うーん、変ねぇ」
古代「どうした?」
雪「レーダーが、真上…丁度冥王星の辺りだけ、ノイズがひどいの。アンテナが傷ついたのかも知れない。私もちょっと見てくるわ」

それが冥王星基地の電波妨害のせいだとは知らず、雪は気密ヘルメットをかぶり艦橋頂上へアンテナを見に行った。
⇒続く



2002-05-10 22:12
 



第16話続



艦橋のてっぺんに来た雪。レーダーアンテナを調べてみるが、特に異常無し。
雪「大丈夫みたいねぇ…」
ふと足元を覗くと数十m下で、アナライザーがうつむき加減に甲板を調べている…様に見えた。しかし彼の足元には、どこから持ってきたのか50cm角ほどの鏡があったのだ…。

アナライザー「グヘヘヘヘ、雪サン雪サン。ソンナトコロニイルト、作業シテルフリヲシテ覗カレテシマイマスヨォ♪ホラホラ、コノ反射率99.999%ノ特製ミラーヲ使エバ、離レテイテモ鮮明ニ雪サンノ脚ノ間ガ…」
その時。

\☆/★\ ピカッ!ペカッ!ドドーン!!

アナライザー「ウ、ウワァァーーー!!! (゚ш゚;)

真上から反射衛星砲が、鏡を直撃!
そして、また真上に反射…



2002-05-10 22:38
 



第17話



西暦2199年。悪運猛々しくも反射衛星砲を跳ね返したヤマト。

\★/☆\ ペカッ!ピカッ!ズガガガーン!!

ガミラス兵「うわあぁー!! (ToT)
ガミラス兵「な、なんだ!?暴発か!?」
シュルツ「ええぃ、何が秘密兵器だ、役立たずめ!」
ガンツ「司令!反射衛星砲台と周辺施設が、大爆発を起こしています。ここはまだ大丈夫ですが、発電施設や指揮通信網にも影響が…」
シュルツ「わかっておる!この基地は完全に麻痺した。動ける艦艇を全部出せ!かくなる上は接近戦で仕留める!このままでは総統閣下に申し開きできん!」
ガンツ「ハッ!」



2002-05-11 00:24
 



第18話



西暦2199年。さすがに敵の存在に気付いたヤマト。

古代「何だ今のは!?しまった、敵のレーザーか!?」
沖田「全員、即刻艦内に戻れ!艦首上げ、冥王星へ向け急速発進!」
島「敵のいる方へ向かうのですか?」
沖田「いずれ、このままでは狙い撃ちされる。それより、カロンの陰に隠れつつ戦う」

カロンは冥王星の衛星である。母星に比べて非常に大きいのが特徴だった。

真田「アナライザー、大丈夫だったか!?至近距離で食らったようだが」
アナライザー「幸イ、私モ艦モ損傷アリマセン。鏡…イエ、ソノ…キット、レーザーノ出力ガ弱カッタノデショウ」
真田「?…まぁいいか…」



2002-05-12 23:09
 



第19話



西暦2199年。実は接近戦は望むところのガミラス軍。冥王星の裏側に集結中であった。

シュルツ「どれだけ集まった?」
ガンツ「本艦含め、戦艦4。空母2、巡洋艦7、駆逐艦19。基地総兵力の2割にもなりませんが、1隻相手なら十分ですし、準備でき次第後続艦も上がって来ます」
シュルツ「地球艦め…このまま生かしてはおかんぞ。奴はどうした?」
ガンツ「冥王星の向こうにいるうえ電波妨害が裏目に出て、本艦隊のレーダーでは判りません。しかし、私なら冥王星に突進します。奴にはそれだけの自信がある筈です」
シュルツ「私も同感だ。…いや、カロンを使うかな…」



2002-05-12 23:30
 
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